これはちょっと金をかけすぎでは!というハイクオリティ映像。やばい。MS戦ヤバイ。
1巻はクシャトリヤの恐ろしさを印象づけるために無敵っぷりを発揮しているわけですが、なんかもう戦いっぷりが格好良すぎて。ファンネル射出用のバインダー展開やら隠し腕やらギミックもたまりません。MGも出ないかな!相当デカくなるけれど。
スタークジェガンの、多連装ミサイルランチャーを撃ち尽くしてパージからの軽量スタイルで格闘戦なんて、カッコよくないはずない要素が圧縮されていて、うっかりプラモを買ってしまうのもわかりますね!
カッコいいといえば、改めてこの作品はおっさんばっかりだなと思いました。1話で主要なおっさんは出ているので、おっさんマニアたちは全員ちゃんと注目しておいた方がいいですよ!
アニメはアクションを見るには凄くいいんですが、シーンシーンの細かい描写が再現しきれないですよね。小説版を読んでから臨んでいるので、アニメでは多くは語っていないバナージくんの心境やら、それぞれのシーンにいたるまでの描写やら理屈やらがわかっていてより楽しめました。やっぱり、アニメ版で好きになった方も小説版を読むのをおすすめしますよ!
小説版では、オードリーが忍び込んだ人工太陽装置のがもうすぐ点灯する時間でどうなっちゃうのかとか、ガランシェール停泊時にコロニー外で見張りをしていたギラズールパイロットの耐えきれなくなる心境とか、コロニー内部での戦闘になってしまった時のマリーダの気を使いっぷりとか、エコーズのコロニービルダー制圧シーンとか、細かく書かれています。
最初のラプラスのシーンなんて、スラム出身の貧乏だったジジイが金欲しさにテロのバイトをして口封じに殺されそうになるってシーンなんですけれど、わからないですよね。反射ミラーの角度を少しいじって光集め、ラプラスの環境維持用の水パイプを爆発させ、そこからラプラス全体を崩壊させるって言う。
あと、小説からはカットされたシーンも結構ありました。オードリーと対比するためのミコットの金持ち世間ズレっぷりが書かれていないので、普通の地味でかわいい女になってました。本当は甘やかされて育てられた多少DQNな子なんですよね。
今回かなり満足で楽しみましたが、アニメ版でももっと説明口調の心の中のセリフとか入れちゃってもいいのではと思いました。凄いことやってたりなってるのに凄さが伝わってないって言うか、もっと宇宙すげー!とか設定スゲェ!とか思いたい。
逆に、小説ではちょっと唐突な上にやりすぎじゃないの?って思ったシーンが、アニメだと自然に感じられそうでした。これは、あのシーンとかあのシーンもアニメ化されるのが楽しみです。
アニメ第1話は小説では1,2巻です。量が多いんでちょっと急ぎ足でしたが、今後は落ち着くのかな?でも収録時間も半分だと変わらないですね。ガッツリ映像化するのでしたら全巻買うつもりです。
小説は同僚と交互に買って回し読みしていたのですが、なんだか文庫版で買い直しても良い気になってきましたよ!
アニメ第2巻は真っ裸(フル・フロンタル)登場ですね。楽しみだなぁ!
小説では毎巻派手な見せ場がちゃんとあったので、今後も盛り上がると思いますよ!