サブデッキ弾 | カード名 | 数 | 2 | 大地を泳ぐモンスター | 2 | 3 | 王の領域 | 2 | 1 | しじまの向こう | 1 | | | | 1 | 起きるニャ | 1 | 1 | 回復ニャ | 2 | 1 | トレーニングニャ | 1 | 2 | 背水の陣ニャ | 1 | 合計 | 10 | | メインデッキ弾 | カード名 | 数 | 4 | ブロンズベル | 1 | 4 | クイーンブラスターⅡ | 1 | | | | 1 | ショウグンギザミ | 4 | 4 | イャンクック亜種 | 4 | 3 | ガノトトス亜種【R】 | 3 | 4 | ディアブロス | 2 | 1 | モノブロス | 1 | | | | 3 | ナルガクルガ | 2 | | | | 2 | ドスガレオス | 4 | 1 | リオレウス亜種 | 3 | 1 | オオナズチ | 2 | | | | SP | リオレウス※ | 1 | S1 | プロミネンスボウⅢ | 3 | 4 | 崩笛イコカムルバス | 1 | | | | 1 | キノコ採取 | 4 | 1 | 集会所 | 2 | P | いざ出発! | 2 | 合計 | 40 | |
色がカードの種類なのですが、空欄の部分で用途が分かれています。素材&効果用、効果用、クエスト用などです。
常連プレイヤーさんなどは見ただけで分かると思いますが、これは大会用のピーキーすぎるデッキです。事故も起こりやすいと思いますので、あまり参考にはしすぎないようにしてくださいね。今見ても、キーカードのリオレウス※や崩笛イコカムルバスが1積みなんて、狂気の沙汰だと思います。
最短の流れは次の通り。
1ターン目
│ ドスガレオス達成
│ プロミネンスボウⅢ&リオレウス※召喚
↓
2ターン目
│ リオレウス亜種達成
│ 崩笛イコカムルバス召喚
↓
3ターン目
│ オオナズチ討伐
↓
勝利!
ここから下は細かい解説なので、自分でデッキが組める人はあまり読む必要が無いと思います。
■カード構成
このデッキは、それぞれの段階用の対策カードで構成されています。とっても分かりやすい構成です。
■序盤用の構成
初期ハンターは、後攻時対策にクイーンブラスターⅡです。
ブロンズベル効果を適用するために、最初は3枚伏せるようにします。ブロンズベルはイコカムルバスが出るまで居座るので、相手ターンの割り込みを考えて手札枚数を調整するようにしましょう。
上級ハンターのプロミネンスボウⅢは鱗素材なので、クエスト「大地を泳ぐモンスター」が最適。リオレウス※が1枚しか入っていないのも、クエストを達成することが前提だからです。
そのドスガレオスクエストを通すためのカードはショウグンギザミ、ナルガクルガ、ディアブロス、ガノトトス亜種【R】、モノブロス、オオナズチです。
沢山ありますが、使い分けが重要です。相手ハンターがガノカットラス改ならばナルガクルガ。アイアンストライク改にはディアブロス。相手が伏せているのならガノ亜種。4弾ドドブランゴ亜種がいたらモノブロやナズチです。
ガノ亜種が3枚も入っているのは僕の趣味ですが、表向きにする効果は結構強いと思うんですよね。使える機会が多いので、さっさと使って狩ってしまえるのも利点です。このデッキは素材もドローも重要ですから。
■イャンクック亜種について
4弾イャンクック亜種は1弾のナナ・テスカトリ、フルフル、ゲリョスの役割を引き継げる中盤の強力なオールマイティカード。4弾のバサルモスも似た効果を持っていますが、あちらはハンターにしか効果がありません。素材が鱗でも良ければクック亜種を入れるのが吉です。
僕はどのデッキにも入れているので、1弾ギザミの時のようにシングル箱を探し回りました。
■中盤用の構成
リオレウス※を出せたら、リオレウス亜種を討伐に行きます。レウス※のパワーが1800なので、相手はカードを使わなければ割り込みもできないわけです。クック亜種どころか、ガノ亜種【R】で済んでしまう可能性もあります。ギザミしか伏せていなくて割り込めないなんてことも。
しかし、狩りに参加すると相手に1ドローを与えてしまうことに注意です。大物狩りにだけ参加させるのが良いと思います。
SPレウス※はスペシャルパック発売時に皆こぞって使っていました。そしてこのカードのせいで4弾リオレウス※の存在価値が……。RARE-2なのにかわいそう。
■崩笛イコカムルバス
イコカムは効果がすごく強いのですが、出現条件がかなり厳しくなっています。天鱗+素材3つなんて高コスト、跡にも先にもイコカム位です。
しかし、狙って作ったデッキとプレイング次第で、は意外と簡単に出せてしまいます。
注意点は、“無理にオトモやイベントを使わず素材を溜める”ことと、“「出現~ナズチ狩り」のためにキノコ採取を使わない”ことです。
特にキノコ採取は、イコカムが1枚しか入っていないので要注意。手札にイコカムとナズチを引くまでは絶対に使わないようにしましょう。1ターンや2ターンの遅れでは済まなくなってしまいます。
■オオナズチ
このデッキの最終目標のオオナズチさんです。安定して倒すためには、少々ややこしい計算をしなくてはなりません。
まずはナズチ狩りのときの自分のキャンプです。リオレウス※がパワー1800、プロミネンスボウⅢがパワー500、崩笛イコカムルバスがパワー1500です。合計値が3800ですが、オオナズチのパワーは5300なので1500の差があります。とりあえずは、イコカムルバスのアクティブを3回使えば良さそうです。
次に妨害を考えてみます。最大のパワーダウンは4弾リオレウスのアクティブ効果-1000。さらにオープンを使われる可能性もありますが、1枚ならば最初に雑魚を狩りに行き、その最中にオオナズチのオープン効果で裏にすることができます。
オープン効果でのパワーマイナス効果ならば、あと2回イコカムの効果を使えれば良さそうです。
割り込みについてですが、効果を3回使ったイコカムはパワーが3000。ぴったりで討伐なので、これ以上のパワーで割り込まれると危険です。単体でこれができるのはカオスオーダーくらいでしょう。しかし、オトモならば「背水の陣ニャ」などを使えば討伐されてしまいそうです。対策としては、ショウグンギザミでコントロールするか、プロミネンスボウⅢを狩りに参加させない方法があります。プロミネンスボウⅢはパワー500なので、イコカム効果1回分ですね。
ということで、素材は6枚以上あるとベストみたいです。+3000でパワー4500の怪物が出来上がってしまいます。
もう1つ考えなくてはならないことがあります。1弾ヒプノックなどのアクティブ対策カードです。イコカムの効果が使えなくなってしまうので、最低限必要なパワー+1500をできるようにしておかなければなりません。まずは定番の「背水の陣ニャ」。これで+1000。そして「トレーニングニャ」と言いたいところですが、効果の使用は手番プレイヤーが優先されるルールがあります。狩りの開始直後に、イコカム効果をまずは1回使っておくと、+500はできるわけです。そうすると、「トレーニングニャ」はパワーダウン効果を使われてしまったときに取っておくことができます。
もう1つ対策として、1弾リオレウス亜種のオープン効果があります。準備ゾーンと手札が捨て札になりますが、相手を確実に排除することができます。しかし、相手はプロミネンスボウの後ろに割り込むはずですので、有効に使うためにはプロミネンスボウを狩りに参加させないようにしなければなりません。確実に素材が6枚必要になってしまいます。
リオレウス亜種は便利ですが、僕のように手札がもったいないから背水の陣を打ってから使おうとすると、相手に4弾ショウグンギザミを使われてどうしようもなくなるので注意が必要です!
■ナズチおさらい
・素材は足りないパワー1500、パワーダウン1000の分で最低でも5枚必要。
・プロミネンスボウを参加させない場合、パワーが500足りなくなるので素材が合計6枚必要になる。
・背水の陣ニャのために手札が4枚必要。
・オトモは2回分残しておけたら最高。
■最近の弾について
5弾以降で登場したハンデスデッキに圧倒的に弱いです。また、素材を捨てるデッキにも弱いです。
7弾ではリオレイア希少種※に当たるとかなり厳しい戦いを強いられます。このたった1枚のカードのせいで、かなりの種類のデッキの希望が潰えたのではないでしょうかー。
■入手について
一見RARE-3が多いですが、ハーフスターターなどで簡単に揃えられるものが多いです。ブースターでしか入手できないRARE-3は、オオナズチと崩笛イコカムルバスの2種類ですが、イコカムは1枚しか入っていないので苦労するのはオオナズチでしょう。(数少ないGP1400クエストモンスターの中でも使いやすいカードなので、シングルカード販売でも在庫が無いんですよね)
しかし、実はもっと集めるのが大変なのはキノコ採取ではないでしょうか。キーカードなので4枚入れたいですが、RARE-2を4枚はなかなか大変です。
今から手に入れるのが難しいカードは「リオレウス※」と「いざ出発」の2枚です。
リオレウス※が入っているスペシャルパックは、ほぼ店頭から姿を消してしまいました。通販ならば手に入りますが、代用するならば4弾リオレウス※です。この場合は、クエスト「王の領域」を達成するのに少々苦労するかもしれません。
「いざ出発」は既に終わってしまったトレニャーキャンペーンでしか手に入らないプロモでしたが、3弾ポッケ農場で代用することもできます。
実はもう1つ、このデッキにはとても入手困難なカードが必須カードとして入ってしまっています。そのカードの名はプロミネンスボウⅢ!このカード、一番最初に出たベーシックスターターに収録されていたんですね。今となっては、プロモよりも入手困難かもしれません。
このカードの代わりになる、上級のリオレウス※を出せるカードは何種類かあるのですが、大地を泳ぐモンスターの流れに組み込みたいので素材は鱗が好ましいです。さらに、初期ハンターを「パワー500のハンター」と「ターン開始時に準備配置出来るハンター」の組み合わせにしたかったので、4弾当時はプロミネンスボウⅢを使うしかなかったのです。
これは7弾の発売により、別の組み合わせで解消できるようになりました。狩猟笛にボーンホルン改が登場し、後攻で伏せられるようになったので、相方に太刀の飛竜刀【楓】を使えるようになったのです。初期ハンターは、こちらも少し不安定ですが5弾の飛竜刀【青葉】がパワー500になります。
この組み合わせの場合、準備ゾーンにアクティブ効果カードなどを表置きするとパワーが300になってしまいますが、楓になると雑魚を狩るのがすごく楽になります(3弾リオレイアや7弾ロアルロドスも一人で狩れるように!)。配置したアクティブも使ってしまえば青葉のパワーが500に戻るので、もしかしたらレシピよりもこちらの組み合わせのほうが良いかもしれません。

この6枚が問題のカード。
■終わりに
さらっと書こうと思ったのですが、またまたすごい文章量になってしまいました。大会常連の方が見たら「そんなことわかってるよ!しかも時代遅れだよ!」と言われるような内容になってしまいました。
レシピよりも、何でそうなったの?という考え方や、オリジナルデッキにを作るときの参考になるかが重要だと思ったのですが、どうもやりすぎな気がします。僕がそうなのですが、文章多いと読むのが面倒くさいんですよね。
次は、見やすい構成と簡潔な内容を目指します。
もしかして、カードリストと軽く内容が書いてあればそれで十分だったりするんでしょうか。